大福成長日記

本を読んで心に残った言葉を書いたり、知ったことをまとめたり…

 

「オムレツ」

フライパンが熱くなると、マダムは、おどろくほどたくさんバタを入れた。卵4コをフォークでよくほぐして塩コショーを入れ、もう一度かきまぜながら、熱くなったバタの中に、いきおいよくさっと入れる。「戦争中はバタに困ったので、代わりにハムの脂身を使ったの。ハムを食べるとき、脂のとこだけ残しておいて、それでオムレツを作るのよ。脂身を炒めていると、脂がでるでしょう。その脂でプレーン・オムレツを作ってもよいし、少ししつっこいのが好きなひとには脂身も入れたまま作ったりすると案外おいしいのよ。いまじゃバタはいくらでも手に入るけれど、私はその味がなつかしいから、ときどきハムの脂身で作るの。」オムレツは強い火でつくらなくてはいけない。熱したバタにそそがれた卵は、強い火で底のほうからどんどん焼けてくる。それをフォークで手早く中央にむけて、前後左右にまぜ、やわらかい卵のヒダを造り、なま卵の色がなくなって全体がうすい黄色の半熟になったところで片面をくるりとかえして、火を消し、余熱でもう一度ひっくりかえして反面を焼いて形をととのえたらできあがる。そとがわは、焦げ目の付かない程度に焼けていて、中はやわらかくまだ湯気のたっているオムレツ。「おいしいな」私はしみじみとオムレツが好きだとおもい、オムレツってなんておいしいものだろうとおもった。

 

ハンバーガー」

5コ作るとして、挽肉を400グラム。合い挽きのほうが味が良い。ボールに挽肉をいれ、タマネギ1コのみじん切りを入れ、卵一個割りほぐしていれ、食パン1,2枚水につけてぶよぶよになったところをぎゅっと絞ってそれも入れ、全部をしゃもじでざくざくと混ぜる。コショウ、ケチャップで味をつける。それを5つに分けてバタまたは油で炒める。

 

「ノルマンディー風じゃがいも料理」

じゃがいも7,8コ、タマネギ中1こ半、バタ、ラード、牛乳。

じゃがいもは皮をむき、半cmに切る。タマネギも切る。バタを塗ったグラタン皿にじゃがいもとタマネギを交互に並べ、バタを少量あちこちにのせる。その上から牛乳カップ1杯、水少しをひたひたになるまで注いで煮立て、煮立ったらオーブンで30-40分。