6月19日(水) もう一度学ぶ日本語
*日本で一番便利な言葉は「どうも」
『よろしくお願いします』
=よきにはからえ
=~していただければ幸いです。/助かります。/楽しみにお待ちしています。
『どうも』:なんとも言い様もない(どうも言えない)から派生
『すみません』:それでは自分の気持ちが”済みません”
『ありがとう』:あることが珍しい、難しい、有り難し
『ごちそうさま』:馳走=馬で走り回る→料理の材料を求めて走り回る
『気がおけない』=気を遣わない(気がおける=気を遣う)
『すべからく』=かならず~しなければならない
『けりをつける』=努力して良い結果を招いたときにしか使わない
古文の~となりにけりから派生
『さわり』=一番大事な部分
『確信犯』
○本人が悪いことではないと思い行われる犯罪
×悪いと思いながらする犯罪
『役不足』
○本人の力量に対して与えられた役目が軽すぎること
×与えられた役目に対し、本人の力量が足りないこと
『姑息な手段』
○一時しのぎ
×ずるい、卑怯
『敷居が高い』
○相手に対して面目ないことがあり、顔を合わせるのが気詰まり
×入りにくい
『ピンからキリまで』
ピン=ポルトガル語で点のこと。「1」「最上」
キリ=ポルトガル語で「十字架」「10」と日本語の「限り」「切り」
『号泣』=大声で泣く
号:大声で~
『潮時』=物事をやめたり始めたりするのに適当な時期
『(議論が)煮詰まる』=いろいろな意見が出尽くして、結論を出せる状態になったこと
『鋭意努力します』=まあ、やってみます
『寝耳に水』=知らなかった
『最大公約数的意見』=みんながそう思っていること
『粛々と進める』=反対意見は聞かずに強引に片づける
『つかぬこと』=関係の無い話を突然持ち出すときに用いる
付かないこと
『閑話休題』=話題を元に戻す
『琴線に触れる』=感情に触れる物事
=「heratstrings」心の琴線
『折り紙付き』=確かなもの
江戸時代に書画や刀剣の鑑定書として、二つに折った紙が使われていたことから。
『太鼓判を押す』=ある人や物が確かであると保証する
太鼓判:江戸時代より前に山梨県で作られた物で、太鼓のような立派な形の判子が押されているから大丈夫、という意味
『お墨付き』=権力者からの保証
昔の権力者である大名や将軍は、自分の権威の裏付けとして、自ら墨で手書きした「花押」という書き判を使っていたことから。
『阿吽の呼吸』
阿吽=仏教の呪文の一つ。阿→口を開いて最初に出す音。吽→口を閉じて出す最後の音。宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされた。それがいつしか一対で存在する宗教的な像のモチーフとされた。開いている方が阿形(あぎょう)、閉じている方を吽形(うんぎょう)と呼ぶ。
=彼らはぶりと大根のようだ
『論(あげつら)う』=物事の理非や可否を論じ立てることや、ささいな非を取り立てて大げさに言うこと
もともとは良い点も悪い点も沢山挙げる、という意味が、最近では欠点ばかりをあげる、と変化した
『労う』(ねぎらう/いたわる)
「ねぎらう」=上位に当たる人が下位にあたる人、もしくは同格の人に対し、苦労に感謝の気持ちを伝える言葉
「いたわる」=弱い立場の弱っている人に同情し励ますこと
『やぶさかではない』=喜んで~する
吝か:出し惜しみする、躊躇する
『めっそうもない』
仏教の言葉。物事はこの世に現れて死滅するまで4つの相があり、
「生相」この世に出現する
「住相」存在・持続する
「異相」変化する
「滅相」消えて無くなる
滅相もない=あるべきことではない
『とてつもない』=常識では考えられない、並外れた、
途=道、轍=わだち
途轍=筋道や道理のこと の否定文
『めっぽう』=桁外れの、はなはだしく
滅法=仏教用語で「絶対的真理」「因縁を超越した絶対的なもの」
『左うちわ』=お金がたくさんあること
日本人は大半が右利きであるのに対して、非効率的なのにもかかわらず左手でゆったり風を送る様。
『左』
語源:朝日の出る方向を日出りと呼んだことから。
*物事を始める
「火蓋を切る(火縄銃の火皿のカバーを外すこと)」
「幕を切って落とす」
「端を欲する」
「手を染める(初める)」
「火の手が上がる」
「御輿を上げる」
「産声を上げる」
「口火を切る(火蓋を切ると同じ)」
「戦端を開く」
「腰を上げる」
「鯉口を切る(刀を鞘から少し出す動作)」