6月20日(木) 私の中の彼女
ー広い湯船で四肢をのばすような安堵と幸福と開放感を感じるのだった。
ー大手じゃなくてもいいんじゃないの?かえって小さな所の方が好きなことできるかもよ。したいことがないって言うけど、そんなの、どんな仕事があるかも知らないのに、わかるはずがないよ。実際に働いてみて、これはやりたい、これはやりたくないって学んでいくものなんじゃないの。
ーそんなこと言ってたら何も変わらないだろ。新人とか言い訳にしてないで、頭使えばいいじゃん。
ー違和感が猛烈な勢いで膨らみはじめる
ー間違っていると気づいたまま、間違ったことをし、間違ったことを言い、間違った方向へ進みそうな気がする。でも、どこからかがわからない。どこまで戻れば間違いではないと思えるのか、わからない。
ー重要な意味を持った場所に思えた
ー炭酸の泡みたいに、静かな興奮が沸き上がってくるのを感じる
ーお金は使えないけど、人の時間は無駄に使えるってわけ?
ー私と彼は言葉ではなく何で話していたんだろう。何を共有したんだろう。
ー埋め合わせの人との関係は、望んでいる人の存在をより色濃くするだけである
ー伝えたい台詞を、舌の上で転がしてみる
ー何を、も、何が、も、ない。ただ知りたい。
ー何が欲しいのか、何なら手に入るのか。それを手に入れるためには何を手放さなければいけないのか。何なら手放せるのか。ずっと考えてきたような気がする。
ー出会いに必要性はない。別れにはあっても。
ー誰かと親しくなるのは、どこへ連れて行かれるか判らない。どんなふうに歪むかわからない。そんなふうにしか、人との関係を捉えることができない。