5月27日(月) わたしを空腹にしないほうがいい
ーはじめまして、わたくしはしがない学生
ーふすふすと心地よく、天使がこういう甘くやわらかなマットレスなのだろうと思う
ー昇天するほどおいしい
ーかんぱい!というとき「完敗!」といっているときが往々ある
ーわたしの犬歯にふれて、ふしゅ、と鳴いて大人しくなる
ー鼻腔にねっとりとバニラビーンズのかおりが満ちて、ぞくぞくしてくる
ーああ、まいったね。この背徳感がやみつきなのだ
ー細胞のひとつひとつがむずむずしてきて
ー両手で持てばどこか安心する重さだし、出窓においておけば、夜の闇の中でもぼんやり光るような気がする
ー鶏肉ならオレンジなどの柑橘類、豚肉ならパイナップルやメロンや桃、牛肉ならベリー系が良い組み合わせである
ーあたまを夢みたにぼんやりさせるのにちょうどよかった
ーまるでおにぎりを作るときのポーズといったら、魂を複製しているようではないか!
ー会っておきたいときに会っておかなければ、からだはここにひとつしかない。
ーいよいよここからはマジでわたしの人生だ
ー賞味期限ぎりぎりだもん。だれかさんみたいに。
ー玉ねぎが透き通っていく様をみつめていると、ゆっくりとわたしのたましいも透けるように救われていくのだ
ーどれだけつらくても、おいしいお寿司はおいしい