大福成長日記

本を読んで心に残った言葉を書いたり、知ったことをまとめたり…

6月14日(金) くまちゃん

 

ーあ、もう十一時、と気づくのと同じように、あ、なんかしあわせかも、と思った。

 

ーほしいものがあるならば、手に入れる方法をさがさなきゃだめなんだ。ほしいくれと、それだけ言うんじゃだめなんだ、ぜんぶ人のせいにしちゃだめなんだ、現実と想像の区別をつけなきゃだめなんだ、自分だと思っている像からマイナス百くらいがようやっと自分の姿なんだ。

 

ー焦点が定まったら、ほしいくれとただ口を開けて待つのではなく、自分からがしがしと歩いていって、どんな困難があったってほしいものをもぎとるのだ。最短距離で、最小のリスクで、全身全霊でそうするのだ。

 

ーもし私がどこかに就職して、でも毎日が充実して楽しくて、そしたらそれだって夏休みだって今は思うわけ。

 

ーきみは何かをみて感動したんだろ、すげえって思ったんだろ、それだけでいいんだって。履歴とかキャリアじゃなくて、すげえって思った、その気持ちの強さだけがこれからのきみを引っ張ってく力なんだぞ

 

ー何嘘ついてんの?なんですぐ流されんの?なんで考えるのをいつも放棄するの?本当っておまえのなかのどこにあんの?

 

ー今、しかないじゃないの。

才能だのなんだのが有効なのはいつも今しかないじゃないの。過去に何やったかなんて関係ないし、未来に何をしようが関係ない。今何ものでもなきゃ、何ものでもないってことよ。今何かしなきゃ、未来につながるものだってなんいもないってことよ。ゼロかけたらゼロになるように。

 

ーみなそれぞれ、そのときの自分に必要な恋をしたのだ。

その人のようになりたいと思ってはじまる恋もある。似ているから好きになる恋もあり、あまりに違うから好きになる恋もある。好きだと言われてはじまる恋も、同情を勘違いしてはじまる恋もある。だれしもそのとき自分に必要な相手と必要な恋をし、手に入れたり入れられなかったり、守ろうと足掻いたり守れなかったりする。そしてあるとき、関係は終わる。それは必要であったものが、必要でなくなったからなのだろう。たぶん、双方にとって。