5月17日(金) 神の子どもたちはみな踊る
ーつながっていないようなことだって、どっかでつながっている。あなたにはわからないだけで、そういうことって、あるのよ。
ー何か温かいものでも食べに行きましょう。温かいものを食べるときもちがゆったりするから。
ーふと、自分が踏みしめている大地の底に存在するもののことを思った。そこには深い闇の不吉な底鳴りがあり、欲望を運ぶ人知れぬ暗流があり、ぬるぬるとした虫たちの蠢きがあり、都市を瓦礫の山に変えてしまう地震の巣がある。それらもまた地球の律動を作り出しているものの一員なのだ。
ーしかし不思議なものですね。「地に足をつける」という言葉があるのに、ある日突然そうではないことがわかる。堅固なはずの地面や岩が、まるで液体のようにぐにゃぐにゃになってしまう。
ー運勢でも占うみたいな目つきでじっと眺めていた。
ー完璧な休息とは、何も考えないことだ。
ーもし人生がもうひとつあったらしたいと思いつくことは今自分がすべきこと、したいことではないのか?